画面共有権限は、AppleまたはGoogleなどのメーカーが導入して実施しているユーザープライバシーポリシーの一環です。その目的は、プライバシー関連のデータおよび/またはリソース、ならびにその使用方法に関するセキュリティーおよび透明性を向上することです。こうしたポリシーにより、メーカー製およびサードパーティー製のアプリケーションは、ユーザーに対してどのタイプのデータを使用するかを確実に通知して申請できるようになります。
Impero Classroomでリアルタイムに画面を閲覧できるようにするには、Chrome、Android、およびiOSの端末クライアントは画面共有権限を付与されなければなりません。この権限は、画面を閲覧したいImpero Classroomユーザーが承認しなければなりません。
ChromeOS
ChromeOSには、画面共有権限が承認されればChromebookの画面全体をClassroomと共有できるオプションがあります。ChromeOSのクライアントは、子供が画面共有権限ダイアログで承認を行ってはじめて、Imperoと画面全体を共有できるようになります。権限を承認することで、ChromeOSの画面をClassroomに表示できるようになります。ChromeOSの場合、子供がImperoにログインすると権限が申請されます。承認されれば、その子供にアクセスできる全ての教師がその画面を閲覧できるようになります。子供が権限を拒否すれば、承認するまで再度申請されます。子供は、Imperoにログインするたびに、画面を共有するよう促されます。
アクティブタブのライブ表示を共有するオプションもあり、これは生徒が権限を承認する必要はありません。このオプションは、スクールによって、スクール単位で設定できます。
Android 7-9
Androidプラットフォームでは、BackdropユーザーがImpero ClassroomでAndroid端末を閲覧しようとした際に表示される「screen capturing」(画面キャプチャリング)ダイアログをエンドユーザーが承認してはじめて、Impero Classroomとの画面共有が可能になります。権限を承認することで、Androidの画面をClassroomに表示できるようになります。Androidプラットフォームでは、いずれかのユーザーがその端末を閲覧しようとするたびに権限が申請されるので、権限ダイアログには「Don’t show again」(今後は表示しない)オプションがあります。選択されると、その選択内容に基づいて、Androidクライアントは自動的に権限申請を承認または拒否します。エンドユーザーが権限を拒否した場合、Android端末の画面はClassroomには表示されませんが、画面ロックおよびメッセージ送信などのClassroomの操作は全て引き続き使用できます。
ユーザーが「Don’t show again」(今後は表示しない)オプションを用いて権限を承認または拒否した場合、Androidはそのアプリケーションが閉じられて再起動されるまで、その選択内容を保持します。ユーザーは、次のClassroomユーザーがその端末を閲覧しようとした際に、再度権限が申請されます。エンドユーザーが「Don’t show again」(今後は表示しない)オプションを選択しなかった場合、いずれかのClassroomユーザーがその端末を閲覧しようとするたびに、画面共有権限が申請されます。
これは、私が個別の端末を選択した場合、つまりクラス全体を閲覧していない場合のみに発生するようです。
Android 10
Googleは、Android 10で画面共有権限に変更を行いました。「Don’t show again」(今後は表示しない)オプションがなくなったので、Classroomのセッションが始まるたびに、つまり多くの場合は各スクールレッスンが始まるたびに、画面共有権限が申請されるようになりました。教師がClassroomでAndroid端末を閲覧しようとした時に、画面共有権限が申請されます。権限が承認された場合、ライブ表示が表示され、教師ユーザーがその端末の閲覧をやめるまで続行されます。つまり、教師がClassroomを開いているブラウザーを閉じて、再度開いた場合、クラスの全ての生徒に対して画面共有権限が再度申請されることになります。画面共有権限が拒否された場合、ライブ表示は表示されず、その端末も表示されず、その端末に対して何の操作も行えなくなります。一部のユーザーが誤って拒否してしまった場合、Classroomを開いているウェブブラウザーを再読み込みすると、再度権限申請を行えます。
iOS
iOSプラットフォームでは、エンドユーザーが画面収録権限を承認してはじめて、画面の共有ができるようになります。教師がImperoでiOS端末を閲覧しようとすると、権限が申請されます。権限を承認することで、iOSの画面をClassroomに表示できるようになります。iOSプラットフォームでは、その端末をはじめていずれかのユーザーが閲覧しようとした時に権限が申請され、承認されればアプリが閉じられるまで、その他の教師もその画面を閲覧できるようになります。エンドユーザーが権限を拒否した場合、iOS端末の画面は表示されませんが、画面ロックおよびメッセージ送信などの操作は全て引き続き使用できます。
ユーザーが権限を承認または拒否した場合、iOSはそのアプリケーションが閉じられて再起動されるまで、その選択内容を保持します。その後、次の教師がその端末を閲覧しようとした際に、ユーザーは再度権限が申請されます。
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